AOBA-JAPAN BILINGUAL PRESCHOOL

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中野キャンパスの”Library Time”と”絵本”

こんにちは。

アオバジャパン・バイリンガルプリスクール中野キャンパス校長の桑木野美穂です。

2023年度新学期が始まって早3週間が過ぎましたが、お子様の様子はいかがですか?中野キャンパスでは新入学生も含め、90名以上の子どもたちが毎日元気に登校しています。

今日は、中野キャンパスのK3(3歳児)~K5(5歳児)さんで取り組んでいる”Library Time”についてのご紹介と、”絵本と読み聞かせ“についてお話しします。

中野キャンパスには現在、1500冊を超える絵本があります。

私自身、絵本が大好きなので、色々な地域の本屋さんに行っては、子どもたちが好きそうな絵本や、国際バカロレアのプライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)の探究型学習で取り組んでいるトピックにちなんだ絵本探しを楽しんでいます。

国際バカロレア(IB)認定校として必ず設置が必要な”Library”。中野キャンパスは、子どもたちがいつでも絵本を手に取ることができる環境を目指し、キャンパス中心部の廊下に“Library”を設置しています。また、お教室にも担任の先生が選んだ絵本を置いています。K1(1歳児)さんやK2(2歳児)さんであればその月のテーマや年齢に応じた本、K3~K5さんでは今探究しているPYPに関連した本が置いてあります。

 

ーLibrary Timeー

K4〜K5さんは4月から、K3さんはGW明けから始まる”Library Time”。

週に1回クラスごとに決まった曜日に、給食を食べ終わった人からLibraryに行って絵本を1冊選びます。

絵本を借りるためのルールは2つ:

1. スクールが提供したB4サイズの絵本袋に入る大きさの絵本を選ぶこと

2. Library Cardを持ってきていること

Library Cardには子どもたちそれぞれの専用バーコードが貼られており、パソコン上で絵本の貸し出しを管理しています。またカードには30までの数字が書かれており、年に30冊は読もう!と目標を掲げ、1冊借りる毎にシールを貼り、子どもたち自身も今までに何冊読んだのかわかるような工夫がされています。

K3さんは絵本が入ったB4サイズの袋を絵本の形に合わせて折ってカバンに入れるのはなかなか難しいので、カラビナを使って自分で管理します。

K4~K5さんはバックパックに入れるのか、入らないならどうするのかを自分で考え判断します。

この”Library Time”では、多くの子どもたちが日本語の絵本を選ぶ傾向にあります。私も声かけはするのですが、「自分で読めないもん。」「日本語だったら寝る前に読めるって言ってた」など理由は様々です。せっかくA-JBに通っているのだから少しでも英語の本に親しみを持ってもらおうと、子どもたちに1番人気の図鑑に注目しました。

 文字を読まなくてもページを捲るたび絵や写真が出てくるので、1人で見ることができ、自分で読んでいるという自信につながります。そこでScholastic*さんで小さめの図鑑を購入して子どもたちに勧めてみたところ、少しずつですが、”英語の本”を借りる子どもたちが増えてきました。「気になったところは何て書いてあるのかパパに教えてもらった!」や「〇〇ちゃん(姉)と一緒に読んだ」という声も聞かれました。今後は、子どもたちや保護者の皆様にとっても気軽に読みやすい文章量の絵本を増やしていきたいです。また、おすすめの絵本や、新作の絵本の表紙が見える絵本棚も子どもたちと製作できないか検討中です。今後の”Library”も楽しみにしていてくださいね。

*世界最大規模の児童向け英語書籍出版社であるスカラスティック社

 

ー絵本と読み聞かせについてー

絵本というのは不思議なものです。大人が伝えたい内容・学んで欲しい内容を面と向かって言葉で伝えるよりも、絵本を通して伝える方がもっと素直に、また深く理解することを助けてくれると感じています。

担任の先生には、少なくとも毎日1冊は絵本の読み聞かせを行うように伝えており、子どもたちはもちろん、先生も楽しんで行っています。絵本を導入として取り入れ、そのまま製作活動に入ることもあります。

読み聞かせの際、先生が絵本を選ぶ基準は学年・年齢によって異なりますが、

・子どもたちの年齢に合ったページ数

・子どもたちが興味を持っていること

・子どもたちが今探究しているもの

・先生が絵本を通して伝えたい内容

が基本となります。

私が三鷹キャンパスで担任をしていた時は、私が選んだ絵本を読むこともありましたが、子どもたちにもお気に入りの絵本やUnitに関連した絵本をお家から持ってきてもらい、読み聞かせを行うこともありました。子どもたちや私にとっても、新しい絵本との出会いになったり、そこから広がる探究活動もありました。また、保護者の皆様にもご協力いただき、お子様が何を学んでいるのか一緒に振り返ったり、親子でどの絵本をキャンパスへ持っていくのか、協力しながら一生懸命考えたりと、ご家庭での様子を子どもたちから嬉しそうに聞くこともありました。

また、読み聞かせにはいろいろな方法があります。

・絵を見せながら同じ声のトーンで読む

・絵を見せながら感情を込めて、強弱をつけて読む

・絵を見せながら読み、さらに描かれた絵についてもコメントする

・絵を見せずに読む

 

私の場合、1番最初にその絵本を紹介する時は、絵を見せながら同じ声のトーンで読み、子どもたちの反応を見ます。

1ページ読み終え、次のページをめくる前にどんなコメントが出るのか、コメントが出た場合は、内容についてなのか・絵についてなのか、または無反応なのかを確認できます。

私が小さい頃、毎晩絵本の読み聞かせをしてくれたのは母でした。感情を込めて、抑揚をつけて読んでもらうことをとても楽しんでいました。しかしある晩、父が読み聞かせをしてくれました。あれは忘れもしない“桃太郎”。こんなにも淡々と同じトーンで読む人がいるんだ!桃太郎の歌は知らないのかな?と、子ども心に衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。それと同時に内容もはっきり覚えています。ここから言えるのは、時には違う読み方も子どもたちには刺激となり、記憶に残る、ということです。是非、頭の隅にでも覚えておいてくださいね。

(職業体験で来ていた中学生のお兄さんに大きな絵本を読んでもらった時は、すごい集中力でした!)

最後に、読み聞かせというのは、いつから始めればいい・いつならもう遅いなどはありません。

子どもたちが“読書”を好きになるきっかけも、絵本の読み聞かせだと思います。

K1さんやK2さんは、まだまだ自分では読めませんが、ページをめくりながら絵を見たり、自分でお話を作ったりするのは大好きです。

絵本をたくさん読むことで子どもたちの興味の範囲が広がり、同時に知識も増えます。

この子は今はどんな内容のものが好きなのかな?と考え、気付いてあげることで、子どもたちの可能性を広げるお手伝いになります。

さあ、もうすぐGWです!ちょっとでも時間があれば、近くの本屋さんへ一緒に行って、今どんな絵本が流行っているのか、おすすめなのか、どれがスクールにあるのか、どれが好きなのかを話し合いましょう。

そして時間を見つけては、親子で絵本の読み聞かせを楽しんでくださいね。

 

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Written by

Miho Kuwakino