こんにちは!
下目黒キャンパスのPYPコーディネーターのAkitsuです。
下目黒キャンパスは、都会の中の大自然「林試の森公園」のすぐ近くにあります。
子どもたちは、小雨程度であれば、ほぼ毎日公園へ出かけます!雨の日は、貸切状態の中、”森”の静けさや顔を濡らす雨の冷たさを感じます。晴れている日は、新緑のキラキラした木漏れ日や、金木犀の香りを楽しみ、雪の日は、雪が積った別世界を冒険するなど、季節の移り変わりを感じながら子どもたちは五感を使って赴くままに遊びます!起伏のある地形の中で、思い切り体を動かして、昨日できなかったことに挑戦しながら少しづつ自分の体、心を知り、成長していく下目黒キャンパスの子どもたち。日々の気づきを通して、探究心の芽を育てています。
A-JBグループの中でもまだまだスタートしたばかりの下目黒キャンパス。様々なバックグラウンドを持った子どもたちや保護者の方々、スタッフたちは、まるで子どもたちが林試の森公園で見つけてくるドングリのようです。形も大きさも色もみんな違うけれど、どれも個性的でこれから伸びていく芽を持っています。
探究心の芽を持った子どもたちに公園や散歩道、スクールの中で会うと、「これを見つけたよ!」「これをやってみた!」と誇らしげな顔で教えてくれます。
【遊びを通した学び】
子どもにとっては全てが遊びで、全てが学び。夢中で遊んでいるときが一番たくさんのことを吸収し、新しい気づきや成長があるのではないでしょうか。
工夫して遊ぶ。やりたいと思ったら、どうすればいいのか考えて、やってみる。遊び方は一つではない。素材はいろいろなものに形を変える。
先生から単に教えられる環境では気づかない、発想できないことが、子どもが主体的に遊ぶ環境だと発見できることがあります。遊びも遊ぶ中での人間関係も、全力だからこそ、そこには失敗や悔しさもたくさんある。けれど、失敗したら振り返り、次はどうするかを考え、また挑戦してみる。その繰り返しがさらなる学びへと発展しています。
そして、当たり前だと思っていたことに「なぜ?」と問いかける習慣も大事だと考えます。
なにか問題があったときには集まり、話し合う。この姿は、クラスの中でも大人の社会でもみられます。
答えに辿り着く方法は一つではない。子どもたちはコミュニティの中で暮らし、自分と違う考えや意見があることに気づいたり、受け入れたりしていく中で、力を合わせれば、自分達の力でより良く環境を変えていくことができるということに気づいていきます。
どうしたらより良くなるか、考え続ける力を育てるために、子どもも大人も意見を出し合い、時にはぶつかり合いながら、自分で考え、選択し、行動するよう促します。
一人一人違う形で自分を表現する子どもたちの声に気づけるよう、じっくり寄り添いながら観察し、遊びをどのように深めていくか、先生たちがまず主体的に考えながら環境を作っています。
国際バカロレア(IB)のPYP(プライマリー・イヤーズ・プログラム)のフレームワークの中で、子どもの興味が次の学びにつながるように先生は問いかけ、自分達で答えを導き出せるよう信じて見守ります。
違う形のどんぐりが、しっかり根っこを張り、伸びていき、いつか大きな森になるように、下目黒キャンパスコミュニティと一緒に成長していけることを嬉しく思っています。
今日はまた、どんなドラマ、発見があるのでしょう。