子どもたちは、毎日大人が驚くような気づきや発想を見せてくれます。
晴海キャンパスと芝浦キャンパスでは、その想像力、表現力、そして独自の発想を活かして、日々新しい探究が広がっています。
『How we express ourselves』をテーマにした活動
10月から晴海キャンパスと芝浦キャンパスでは、国際バカロレアのPYPのテーマ『How we express ourselves(私たちはどのように自分を表現するか)』に基づいて様々な活動に取り組んでいます。子どもたちは、その豊かな想像力を活かし、自由に表現しながら、学びを深めています。
みんなが楽しみにしているWinter Concert
12月には晴海キャンパスと芝浦キャンパスでWinter Concertが開催されます!
各クラスがそれぞれの学年で計画されているCentral Idea(Unitの中心となるアイデア)やLines of Inquiry(Unitの探究の流れ)に沿って、自分たちで創作した物語を劇として披露します。
年齢によって創作の過程は異なりますが、共通して大切にしているのは、『楽しんでいることを探すこと』と『興味や関心を広げていくこと』です。
物語の創作は子どもたちのアイデアから!
Winter Concertで披露する劇に必要なのは物語です。物語は子どもたちのアイデアで構成されていきます。
物語を創作する上で欠かせない子どもたちのアイデアを見逃さないために、先生たちは子どもたち一人ひとりがどんなことに興味を持っているかをしっかりと見守っています。
『ごっこ遊び』で広がる子どもたちの世界
子どもたちは日々の生活や経験、テレビやソーシャルメディアから得た影響を自然に「ごっこ遊び」に取り入れています。特にごっこ遊びは、子どもたちの豊かな発想がいっぱい詰まった大切な時間です。
ごっこ遊びを通して、私たちは子どもたちの興味や関心を見つけることができます。
また、遊びや探究活動を通して新たに得た情報や物語を基に、子どもたちの発想をさらに広げるサポートをしています。子どもたちは、様々なアイデアに触れ、挑戦しながら仲間とのコミュニケーションを楽しみ、物語作りを通して、どんどん想像力を広げ、新しい発想を生み出していきます。
そして、そのアイデアをダンスや歌、ルールを決めたゲームで表現することで、物語にますます魅力を感じ、どんどん楽しく発展させていきます。
さらに、ごっこ遊びに道具を加えることで、物語は一層華やかに力強くなります。子どもたちは友達とのやり取りや新たに学んだこと、物語から得たアイデアを遊びに取り入れて、より豊かな表現を楽しんでいます。
道具を使うことで、物語は色鮮やかになり、子どもたちの創造力がますます広がっていき、大人も「次はどんな発想が飛び出すのか!?」とワクワクさせられます。
絵画や工作でも物語を表現
物語作りはごっこ遊びだけにとどまりません。絵画や工作、さらには文字を使って物語を表現する子どもたちもいます。さまざまな表現方法を使いながら、最初は一人だった物語作りが、次第に二人、三人、四人と広がりを見せ、子どもたちの輪がどんどん大きくなっていきます。
話し合いを大切にして物語を作り上げる
晴海/芝浦キャンパスでは、物語を作り上げる過程で子どもたちとの『話し合い』を大切にしています。
時には予想もしなかった斬新なアイデアが飛び出すこともありますが、大人が『先が読めない』状況のワクワク感とドキドキ感を子どもと一緒に楽しむことで、子どもたちは、「次は冒険に出るシーンにしよう!」とか、「もっと面白いストーリーにしよう!」と、主体的に物語作りに取り組む姿を見せてくれます。
劇が形になっていくワクワク感
物語が完成すると、次はその物語を劇にする活動が始まります。
子どもたちは、登場人物のセリフ、歌、ダンス、衣装、小道具について話し合い、自分のイメージが形になっていく過程にワクワクしています。そして、最終的には、「早く家族に見てもらいたい!」という気持ちが膨らみ、熱意を持って準備に取り組んでいきます。
そして、「映画化したいなぁ」と思ってしまうほど、子どもたちのアイデアが詰まった物語は魅力的な劇へと仕上がっていきます。
Winter Concertでの発表
いよいよWinter Concert当日!
子どもたちは、これまでの努力を発表することで自信と達成感を感じ、また一段と成長した姿を見せてくれます!
学びの過程(プロセス)が大切な成長のステップ!
Winter Concertのような結果も大切ですが、練習や準備の過程で得られる経験こそが、子どもたち一人ひとりの成長につながります。
気づき、学び、調べ、考え、想像し、話し合い、発展させる中で、子どもたちは毎日の活動を通じてたくさんの気づきや学びを得ていきます。
子ども一人ひとりに合わせた多様なプロセスを大切にすることで、子どもたちは自信を持って成長し、豊かな学びを深め、広い可能性を実らせていきます。
引き続き、子どもたち一人ひとりの発見が次の成長ステップへの大きな力となるよう、これからも子どもたちと一緒に様々な探究活動を楽しんでいきます。